『破天荒フェニックス』サクッと読め多くに共感させられた言葉
スポンサーリンク
これを読んでくださっている方の中にはこれから『破天荒フェニックス』を読もうと思っている方も何人かいるのかな?!
幼い頃から本を読むことが大嫌いだった僕でも500ページにも及ぶ本書に釘付けになった話をまとめている記事になります。
この記事で書いていること
共感した言葉
大切にするべきは人と人の繋がり
行動力は自身を生むということ
これらについて本書から感じることができたことをこれから読む人に向けてお話しています。
今まで本を読む事が苦手だった人でも本書のオンデーズ再生の裏側には釘付けになる事は間違いないと思います。
いうならばどんどん『読み進めたくなる』本ととイメージした方がわかりやすいかもしれません。
結論からお話すると『多くを共感させられるでしょう』経営者とはどのようなものなのか?人はどのような生き物なのか?知る事ができると思います。
共感させられた言葉
僕が最も共感した言葉に確信をついていると感じた言葉がコレです。
仕事の苦しみは成長によって洗い流すしかないのだということ。
オンデーズの再生物語の中のほぼ全てが苦しみと感動と喜びや恐怖といった事が積み重なっていますが、最終的にその全てを拭ってくれるのは自分の成長という事。
様々な困難を乗り越えてきたからこそ、成長でき結果を出す事ができるということです。
他にもたくさんあるので一部を紹介していきます。
任す事とほったらかす事は全く違うという事
経営者であれば、人に任せなければならない用件はたくさんあるのではないでしょうか?!
その中でも『自分が管理しながら任せるのか』『その人に全てを任せるのか』大きく異なるという事です。
事業を1つにする上で大切な事は方向性を同じにしなければならないということなんです。
方向性とはいわば会社の目指す先(経営方針)とイメージしてみてください。
経営者として会社を知る事ができた
オンデーズの引き継ぎから会社のことを全く把握していない社長が自らの足で全国にある店舗を全て巡るというもの。
そんなことするはずがない経営者もたくさんいるかもしれません。
しかし、本質であることは経営者である社長が会社の状況を全て把握することが大切なのです。
店舗はどのように運営されているのか?
どんな人が働いているのか?
どんな商品が並べられアプローチされているのか?
僕が同じ立場でも同じ行動を取り会社を知ることが大切だろうなと思ったポイントです。
目立たなければ何も始まらない
オンデーズの本社に掲げられたスローガンがこれ、社員によって意見が様々あったそうです。
今でこそ有名となったパリピという言葉の通りとにかく目立つということ。(いい意味でね
目立つ商品を売る
目立つお店作りをする
目立つ人になる
目立たなければ売ることもできないし、誰にも知ってもらえない。
誰にも知ってもらえなければ商品が売れないというロジックです。
だからなんとしても商売は目立ってなんぼといってました。
最近で言えば『Pay pay』のような感じでしょうか?!
常識の的外れのような企画で市場を一気に網羅してしまうように『目立たなければならない』ということです。
安さは慣れる
僕らは普段の生活で100円均一に行き便利なアイテムを購入する時、商品が100円と知っているため特別安いと感じることってないと思うんですよね。
でもその100円のなかで『品質』や『アイディア』によって再現されているということを忘れてはいけません。
逆に捉えると安さに慣れてしまっているとも言えるのではないでしょうか?!
例えばマクドナルドのハンバーガーが100円で販売されると決まったあの時
以前までの金額に比べ値上がりしたあの時、ハンバーガーの100円が『高い』と感じた事がある人はコレを読んでいるあなたも感じたことはありませんか?!
それって、今まで当たり前だったハンバーガーが70円の頃から慣れていた金額に違和感を感じたからではないでしょうか?!
僕らは普段の生活で触れている物の値段に慣れてしまうのです。
それが革命的に安くなった時に時代が大きく変化すると思います。
本書オンデーズの話では値下げをせずに品質を高めるべきだとった内容が描かれているのに経営者の本質を感じました。
そうまるでダイソーのように。。
企業経営はお金を支払う順とタイミングで生死が分かれる
最後にオンデーズがいつまでも苦しめられたお金に関する言葉です。
前経営者の負債によって不良債権を抱えた新生オンデーズに対し銀行の一切の追加投資(増資)をしてもらえず苦しめられた時の話になります。
支払いの延期や債務超過に陥ってしまうオンデーズがどのようにして会社を存続させてゆくのか?
それは全てにおいてキャッシュフローが大切だということだと思います。
オンデーズは何度も資金ショートしかけ、社長の破天荒な行動に社員を含め多くの従業員が苦しめられる場面が何度もあります。
首の一皮残し何度も資金ショートをま逃れてきました。
その背景にはオンデーズCFOである奥野さんの知識や判断があり会社の存続ができたのだと思いました。
働く上で大切なことは何か
僕らは普段から会社員として働く人もいれば、経営者として働いている方もいると思います。
しかし、いつも忘れてはいけないことはエンドユーザーである利用者のことでしょう。
メガネ屋はメガネを売っているんじゃない。
メガネ屋が売っているのはそのメガネをかけた時に見える景色とその人の生活だということです。
商売というと商品を売っておしまい。
そこを最終地点としてしまってはならないということです。
本書では東日本大震災を発端に社長自らがメガネに対した考えを思い出すターニングポイントになっています。
僕らが働いている時、会社のノルマや目標に追われそれを達成することが全てになってしまうことがあります。
そんな時こそこの話を思い出して欲しいと思いました。
『誰の為なのか?』『売っておしまいなのか?』働く上で大切なマインドを本書ではリアルに再現され思い出すことができました。
もしあなたが今そのような状況であるとすればこの本を読んで『商品を売るとはなんなのか?』考えるきっかけになればと思います。
ベストセラー
アマゾンでベストセラーにも入っており高いレビューがいくつも掲載されています。
経営者には読んで欲しいとの声もいくつもありました。
オンデーズ社長でもある田中さんの取材をまとめたR25の記事はこちら
まとめ
長くなってきましたので、そろそろまとめますね笑
本書では『人と人の繋がり』『信用』『死』『行動力』『決断』といったことを中心にまとめられています。
インターネットではないリアルビジネスでライバルとどのように戦いシェアを奪うことができるのか?
オンデーズでは『ジェイムズ』をどう攻略するのか?行く先々に待ち伏せしているジェイムズをどう追い抜くことができるのか?
その為に社運をかけた一戦一戦が描かれています。
インターネットが当たり前になった今だからこそ『忘れてはいけない』人と人との繋がりが改めて大切だと実感できました。
フェイスtoフェイス
相手と会って直接話す場面が本書では幾度となく再現されています。
どれだけインターネットが普及しても目で見て肌で感じて相手と話をするということはなくなることはないと強く感じました。
社長の破天荒な行動力、それがなければ今のオンデーズは無かったと思います。
しかし。社長の『挑戦力』『新しいに挑む姿勢』『失敗するなら前のめり』といった事がたくさん描かれています。
そこから読み取れる事は1つの小さな成功体験が根拠のない自身を生んで行くという事です。
恐怖があるから新しいことに挑戦できない。無知だから恐怖になる。
つまり無知を克服する必要があり、克服するには行動することが1つの手段でもあるということです。
本書では忘れかけていた何かを思い出させてくれる、そんな『破天荒フェニックス』だと思います。
PS:最後に
僕は本書を読んだ後、正直にこんな社長の元で働きたいと思ったのと高橋部長のシーンで泣いてしまいました。
人の『死』はいつ訪れるのかわからない
死ぬ時は前のめりに。。今あなたがもし迷っていることがあるならやってみてください。
おすすめ記事はこちら
www.libertatis-imagine.com