『スマホ世代』2時間の映画は見るのに、5分の文章はなぜ読まれない?
スポンサーリンク
ブログがオワコンと言われ初めている中で、疑問に思ったこと『2時間の映画』は見ることができるのに『5分の文章』 は読む人が減ってきている、そこには大きな違いがあるということ。
そこでこの記事ではなぜ2時間の映画は飽きないのに、5分の文章を読むことができない人が多いのか、文章を書く側の立場からどうすれば読んでもらうことができるのかお話していきます。
この記事で書いていること
文章を読むことは最も苦痛
文章をつまらない物と認識させない
文章に価値を感じさせ時間を投資させる
これまではメディアの数が限られていましたが、YouTubeやNetflixなどの動画メディアが増えてきた影響で文章をいう本が読まれなくなってきています。
その原因を知ることが5分の文章を読んでもらうことには必要なことです。
結論からお話すると、5分という時間を投資して読む文章の価値を冒頭の導入部分からインパクトを与えなければそこから先のページに進んでもらうことはできないと思います。
映画では上映前に予告がある様に、文章の予告は導入部分と言われておりその部分で本編を想像してもらえるようにすることが大切です。
※この記事は3分ほどで読めるものになっています。
文章と映画の違い
映画やドラマは観るものですが、文章は読むものです。その違いをお話します。
映画やドラマは観ながら想像することはあっても、考えることがあまりない。そして映像なので流し観ができます。つまり、何かをやりながら観たり聞いたりできるわけです。
映画やドラマはソファーに座りながら、スマホを片手にお菓子を食べたりできますが、文章はどうでしょうか?
文章を読みながらスマホをいじり、お菓子を食べたり、誰かと会話するすることができない、ということは文章を読む行為に時間を奪われるわけなんです。
人間は時間を奪われることを非常に苦痛と感じます。
つまらない上司との飲み会、面白くない人とやる仕事、思い出してください笑
例えば、YouTube上にある面白い動画を見ている、Netflixで好きなドラマを見る、Tiktokを流し観できるようになり、テレビを見なくなったという世代が非常に多くなっています。
それらの動画コンテンツの欲求以上に満たしてくれる、魅力的文章でないと読者を引き込み読んでもらうことができないんです。
文章が面白くないと知った時、読者には苦痛に感じます、つまらない漫画を最後まで読まないのと同じです。
貴重な時間を使い文章を読んだけど『つまらなかった』としたらそれは苦痛になってしまうだけなんです。。。
売れている本の共通点
最近の出版業界では限られた本しか売れないのはその影響があると考えています。
つまり書き手が読み手の立場になった時、読みたいと思う文章を作らなければ購入に繋がったとしてもヒットしない時代なわけです。
出版業界はこれまで製作者(編集者)がその立場から文章を書いていましたが、それでは読者のことを無視してるも同然、YouTubeなどの動画や映像が面白いのを知っている読者は苦痛と感じる文章をわざわざ購入しようと思わなくなりました。
しかし全ての本がつまらないというわけではなく、〇〇万部のベストセラーを連発している編集者がいます。
例えば出版会社”幻冬舎”で編集者を勤めている箕輪さんですが、彼はこれまでの出版業界を変えたと言われています。
今までは作家の名前で書籍を購入していた人が、編集者の彼の名前が入った本を購入する様になった人がたくさんいます。
本の書き手で購入を決めるのではなく、編集者の名前が入った本を購入する。
映画で言えば出演者ではなく、監督の名前で映画を観るようなイメージです。
同じ編集者が書いた本ならば面白いということが読者の間で話題になり、SNSなどで拡散されていることが当たり前になりました。
この編集者は『面白い文章を書く』『この本なら苦痛じゃない』『時間をかけて読む価値がある』と知ってもらうことが売れる本を出す人の共通点になります。
つまり『この人面白い』『この人の文章読みたい』と思わせられる様な読み物を作らなければ読者は『苦痛』に感じてしまうだけなんです。
文章を読むことは時間の投資
読者の立場に立った時、読者は文章を読むことに時間を投資しています。
映画などの多くはエンターテインメント的な要素が多く時間を投資している感覚が読者にはあまりないでしょう。
しかし、文章と聞くだけで堅苦しくなり、時間感覚が長く感じてしまうのも事実です。
2時間の投資の方が大きいはずなのに、なぜ5分しかない読み物が読まれないのでしょうか?!
先にお話した、映像には想像することがあっても文章には想像することが欠けていることが原因になっていると思います。
人間が想像したり、熱狂させられるものは『ストーリー性』があるものが多いです。
ドラマも映画も、必ずストーリー性があり主人公がいて起承転結のようなストーリーが描かれています。
しかし文章はどうでしょうか?!
主人公もいなければストーリー性がある文章は少なく、ただひたすら文字が書かれているだけ物が多くあると感じませんか?
僕自身、この本『結局何が言いたいかわからない』と思ったことがあります笑
映画やドラマでは『展開を想像』することが多く、それらが『苦痛』と感じさせない要素になっているように作られています。
つまり、読者に読んでもらい想像させる文章『熱狂してもらう』そんな文章作ることが、5分の文章を読んでもらう秘訣です。
想像もできない、ただ一方的な意見ばかりが並べられた文章は『苦痛』そのものになっているかもしれないのです。
まとめ
映像や音声は流し読みができるのに対し、文章は流し読みができません。
流し読みをしている間に人は自分の好きなこと(やりたいこと)をやっています。
その時間を奪っても熱狂させられる文章を書くことが5分の文章をまた読みたいと思わせることがこれからの読み物を書くには必要なスキルになってきますね。
おすすめ記事はコチラから