『負債』社会人3年目までは憧れのマイカーは中古車を買うべき理由
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あまり知られていないのが、マイカーは資産ではないという事です。
『資産』と『負債』の違いを学校で教えられることはないので、知らない人が多いのは当然なんですよね。
そこでこの記事では資産と負債の違いについて『マイカー』は負債になると言った話をしていきます。
なぜマイカーは資産ではなく、負債なのか、憧れのマイカーなのに中古を勧められるのか?疑問に思う方は多いと思い疑問や悩みを解決していきます。
ココではマイカーを新車で買わない方が良い理由と、ボロボロな車を選んだ方がいい理由を元整備士の目線を踏まえてお伝えしていきます。
この記事で書いていることはコチラ
マイカーが負債と言われる本当の理由
まず負債の意味を完結に説明するならば『支出』であるからです。
車に掛かるお金を冷静に計算された事はありますか?
『ガソリン代』『自動車税』『自動車重量税』『任意保険料』『自賠責』『自動車取得税』『駐車場代』『車検代』『整備維持費』『割賦』
これらの10個内で新車でも中古車でも最低5つは支出が発生しているんです。
支出が多いという事はそれだけお金が必要であり、その分は働いて稼がなければなりません。
つまり毎月かかるお金が車を所有しているだけで発生しているわけですね。
自家用車は便利な移動手段にはなりますけど、お金もそれだけの支出になっているという事なんです。
お金持ちがいい車に乗っているわけ
ココで、お金持ちに見える人たちがなぜ、いい車に乗っているのか不思議に思ったりしたことはありませんか?
例えば会社の社長さんが乗っている車や、怖い人が乗っていそうな車がイメージしやすいのかな?
僕がこの業界(整備士)に足を踏み入れたら見えなかったものが見えるようになり『なぜあんなにも高級な車ばかり何台も所有できるのか』わかるようになってきました。
結論言ってしまえばほとんどのお金持ちは『自分のお金で車に乗っていません』
みんなが所有する場合は『自分の車』ではないでしょうか?つまり購入するときの購入者のことです。自分で買いますよね
しかし、お金持ちや企業の社長が乗っている車は『会社』の車であることがほとんどだと思っていいです。
つまり車検証に記載される所有者は会社名で、個人の名前ではないということです。
その理由には大きく『会社の経費』と『税金』の問題があり、節税対策で乗られている方が大半を占めていることが多いです。
つまり、会社の経費で高級車に乗っていることになります。
もちろん個人所有で高級車に乗られている方もいると思いますが、、、、
お金の仕組み、会社の名前で車を購入する仕組みなど知っていけばいくほど、納得できる内容なんですね。
ボロボロの車を買った方がいい理由
夢のマイカーだったはずなのに『なんでこの人ボロボロの車買えって言ってんだ?』と思った人も多いですよね。笑
すいません、いきなりですが、新車はあなたからお金を奪っていく負債という理由をこれからお話していきます。
まず、新車には『自動車取得税』が必ず発生します。※車体金額によって様々です。
これは新車を取得(購入)した時に発生する税金です。
それが中古車にはありません。※稀に新車から3年未満の高級車の一部には取得税が残っている場合があります。
また新車を購入した場合、『車両保険』に入る人が大半ですよね。
新車購入後に事故をしてしまった場合、修理費用を軽減できる車両保険は必須とも言えるものですが、その代わり保険費用も高額になります。
しかし、ボロボロの車を購入した場合『任意保険』加入時に付帯の車両保険に入る必要がないため維持費を安くできるんですよね。
その理由として、車両購入時の価格よりも修理費の方が高くなることが多く、事故をしてしまった場合、修理ではなく乗り換えという選択をすることで支出を抑えることができるんです。
現状の任意保険料が”高い”と感じているのであれば、コチラから一括見積もりを行うことで保険費用を安くすることができます。
実際のボロボロ車を購入した場合のシミレーション
例えばボロボロの車を20万円で購入したたとします。この車がどれだけボロい状態でも動かなくなったとしても売る時の値段は最低2万円にはなるのです。
ちなみに事故をした場合、修理費として20万円は普通にある金額帯です。
車体金額より修理費が上回るケースは珍しくありませんので売却がマスト。となるわけですね。
それでも2万円にはなるので、、
ここでなぜ2万円になるのか疑問に思った人も多いと思いますが、どんな車でも必ず2万円で引き取ってもらえるサービスが存在しているためなんですね。
事故など起こさず、何事もなく乗ることができれば、2年目には20万以上の価値を十分に取れたと思えませんか?
つまり、事故をしてしまった。どうしよう。。とはならず。2万円以上にはなるから大丈夫と思えるわけです。
売却値が最低値の2万円でも購入時が20万円の車両だったら、マイナス18万円の損失だったということになります。
たった18万円の損害で済む訳なんですが、これが新車だったら、精神的にも凹み車も凹んでしまいますよね。
実際の新車の購入した場合のシミレーション
例えば300万円の新車を5年乗った場合、ほとんどの乗用車は減価償却率表すと20〜50%の価値しか残らないとされています。※50%残る車両はほんの一部です
つまり5年後には60〜150万円ほどの価値しか残りません。『そりゃ資産だからそうだろう』という意見もあるかもしれません。
しかし普通に5年乗っているだけで価値が無くなってしまうんですよ。。。ボロくなくても
- それに新車を購入しただけで払いたくもない税金
- 事故した時のショック。
- 喜びのつかの間に乗った瞬間始まる値落ち
新車はお金と引き換えにこれだけの損失があるんです。つまり『負債』になる原因ですよね。
諸費用の比較
ここでボロボロの車と比較して新車がどれだけのお金が掛かるのか先ほどの『』の数で表してみます。
- 新車は7個
- 中古車は5個
- これに駐車場代と車検、整備は含まれていません
『ガソリン代』『自動車税』『自動車重量税』『任意保険料』『自賠責』『自動車取得税』『駐車場代』『車検代』『整備維持費』『割賦』
これで新車にいかにお金を吸い取られるのかお分かりになれましたか?
これを会社所有で高級車の乗ってる人もいれば、個人所有で少ない給与から支払っている人もいるということなんです。
なぜ20代に向けて書いたのか
多くの20代では給与がまだ少なく経済的余裕がないにも関わらず、大きな負債である新車の購入をもう一度考えてもらいたかったからです。
20代のうちに借金400万抱えた人の話はコチラで書いています。
会社の経費で乗っているのは、税金が引かれる前のお金から補えていますが、サラリーマンの給与は様々な税金が引かれた後の綺麗なお金。
リテラシーがある方はもうお分かりになってるかと思いますが、自分のお金で高級車に乗る事は自分で首を絞めているだけの場合が多いです。
それでも、車好きというのであれば全く止めるつもりはないです!僕も好きなので気持ちはわかります。
若いうちから借金や負債を背負うということは今後の人生で大きな荷物にしかならないという事をお伝えしたかったのです。
つまり、今後働いていくうえで『自分を苦しめるのが車』であって欲しくないのです。
新車を買って家を建てて子供が産まれて、支出は増えるのに収入は会社の給料だけ。
年功序列で、役職はもらえず、営業を夜遅くまで頑張る生活がまっているかもしれません。
この記事を見ていただいたあなたにはそうなって欲しくありません。
もっと有効なお金の使い方があると思うので考えてみてください。
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