『学生向け』整備士として働き始める前に、学ぶと良い知識と経験
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これから整備士として働き始める前に、学んでおいた方が良いことについてお話しています。
整備士という専門的な知識の価値は非常に高く、整備士不足と言われている中で仕事に困ることも少ないかもしれません。
しかし、僕は整備士を辞めてから専門学生のうちに”学んでおけば良かった”ということがたくさんあった、今から同じ道を歩もうとしている君たちにはそれを伝えたい。
もし一生整備士として働いていく”覚悟がある”のであれば、この記事の内容は必要ありません。
しかし、今後どうなるのかわからない社会の変化に柔軟に対応し、それに見合った仕事や地位、望んでいる生活を叶えたいのであれば読む価値は十分あります。
この記事ではこのような悩みや疑問にお答えしています。
整備士を辞めた後、どんな仕事ができるの?!
整備士として働く前に知っておくべきことは?!
整備士の価値はどこで生かせるの?!
この記事で書いていることはコチラ
整備士を一生続ける覚悟はあるか?
整備士の専門学校に通っている又はこれから入学しようと思っている人に向けて、お聞きしたいのは、一生整備士として働いていく気があるのか?ということです。
少しストレートな物言いですが、働く前にハッキリしておいた方がいいです。
しかし、まだわからない。という人も多いと思います。
この業界の特徴として、車が好き、バイクが好き、もっと詳しくなりたい、そんな想いから『整備士』を志し、自動車業界に足を踏み入れる方がほとんどなんですね。
僕だって、16歳からこの業界に右足を突っ込み、23歳まで組織の中で首まで浸かってました。みんなと同じです笑
そこで整備士の専門学校を卒業後、トヨタのエンジニアとして1年半働いていました。
僕の場合、就職する前から一生勤めあげるつもりはなく就職しましたが、様々事情や組織への飽きによって退職しました。
今でも車は好きですし、触りたいとも思います。大好きな仕事を辞めても望んでいたものがあったから辞めたんですね。
僕の場合、好きな仕事<望んだライフスタイルだったわけです。
ここで僕が今の学生に伝えたいのは”一生働く覚悟”がないのであれば、学生のうちにこれからお話する経験や知識を学んでおいた方が、後に自分のためになるということです。
学生の頃、ゆるっと過ごしていた僕が、社会人になって”あの頃やっておけばよかった”ということの話になるので、ぜひ考えてみてください。
就職率より、3年以内の離職率を知る
どこの専門学校でも、入学者数は年々減少しており、頭を悩ませています。
その中で目に留まるのが、”就職内定率◯%”という学校側がアピールしている数値です。
例えば、ディーラー系の専門学校の場合、そのままメーカー系ディーラーに就職を選択することがほとんどではないでしょうか?!
僕がトヨタの専門学校を卒業し、トヨタの販売店で働くような感じです。
日産なら日産ディーラー、ホンダならホンダディーラーということ。
当たり前ですが、整備士不足と言われている中で、どこの企業(ディーラー)もしっかり教育を受けた整備士を欲しがります。
即戦力となる、教育カリキュラムを設けているのが、メーカー系の専門学校の強みだからです。
そうなってくると会社側も、やはりメーカー資本の入った専門学校を卒業した専門学生を採用するようになるんですね。
実際の話、就職内定率は確かに100%に近い場合が多いです。
内定率がなぜ100%に近い水準なのか?
なぜ100%なのか?気になりませんか?
学生だった僕が感じたことは、就職時期までに辞めていく学生が多いからですね。
つまり、就職するかor学校を辞めるということです。入学から卒業までの期間で1割くらいは学校を辞めていきました。
辞めていく学生というのは、授業についていけなくなったり、出席日数が足りなかったり、理由は様々です。破天荒で辞めた学生もいましたね笑
そこで、就職活動時期まで残った学生は無事内定をもらえるという仕組みです。
しかし疑問なのは、就職後3年以内にどのくらいの人数が整備士を辞めていくのか?を学生は知らないということです。
就職内定率より、そこの会社に働き始めて3年以内の離職率をしっかり把握しておくべきです。
なぜなら、現場と、学校は全く違うからなんですね。
内定先などインターンに行く機会があっても、大学生のように数ヶ月や半年と長い期間インターン生として働く機会がなので、会社の一員として働くという経験がなく、イメージと違った。という場合も少なくありません。
よくある企業とのミスマッチ、ということ。そこの会社と自分の理想していた働き方、ライフスタイルが叶わなかったということです。
学生のうちであれば、自動車以外にも好きなことを極められる時間があります。社会人になってからその時間を作るのは難しいんですね。
もしかしたら、エンジニアを目指すより、営業職の方が向いているかもしれません。
自分の中で向いていることがわかることが、初めて他の道に進む選択が生まれるようになります。この選択の向いていることor向いていないことを理解していることは他の人と大きな差が生まれます。
とにもかくも、整備士として働く前に、働く企業の経営方針や企業理念(クレド)といった指標の捉え方、自分のスタンスと合致しているのか?を経験できる環境に行くことをお勧めします。
難しい話になってしまったのでもっとシンプルに噛み砕いてみます。
専門学生のうちに経験すべきこと
専門学生をやっていた僕は、学校の授業が終われば、友達と出かけたり、パチンコ行ったり、今思えば無駄に時間を過ごしていました笑
繰り返しますが、僕はみなさんが学生のうちにたくさんの経験と知識を学んでおくことを強く勧めます。
なぜなら、あなたがもし”整備士をやめる” という選択を選んだ時、学生のうちに学んでいた知識、経験から次の仕事や考え方の判断材料に必ず役立つからです。
例えば、整備士の仕事を辞めた後の転職活動で、あなたには何が出来ますか?!と、面接で聞かれることがあります。
僕もそうだったんですが、転職市場に現状の”整備”というスキル1つで戦おうとした場合、整備士や保育士、美容師などの専門職の方は非常に不利なんです。
イメージしやすい職種は、他にも応用できる営業職です。
車を販売していた営業マンが、家具の営業マンになることもできるし、不動産の営業マンになることもできます。つまり”営業”というフレームの中にいくらでも選択肢があるわけです。
じゃあエンジニアは?となるとあなたができる(整備の)仕事が生かせる職種の選択肢が少ない(ほぼない)です。
もしあなたが、機械系の仕事を望んでいたり、その類の職種、業種で働くと腹を割っているのであれば何ら問題はありません。
しかし、全く違う職業をやってみたいと考えている、例えば、インターネット関係やアプリ開発、動画の編集者などの異業種に携わりたいと少しでも想いがあるのであれば、それに纏わる知識、経験などを学生のうちから触れておくべきです。
このことについてはこちらの記事で詳しくお話しています。
まとめると、興味を持ったことは何でもやってみてほしいんですね。
あなたが車に熱狂して仕事にしたいと想ったように、同じくらい熱狂するものが見つかるかもしれません。
お勧めするのは、アルバイトでもいいので、営業や販売といった人に何かを売るというアクションを経験をすること。
”人に何かを売る”というアクションは経験でしか得ることが出来ません。これだけネットにあるような情報や小手先だけの知識で出来ることではないんですね。
社会人になった後、他人と比較されることは、その人がどんな経験を持ち、何ができるのか?ということだからです。
情報という、学ぶべき知識やノウハウはどこでも手に入る時代です。
経験だけは自らで選び、飛び込まなければなりません。時間もかかるし、もしかしたらお金もかかりますね。
しかし知識という情報はいくらでも無料で手に入れることができます。
最も簡単だと感じるのは、たくさんの本を読むこと。本は教材と同じです。
なんでもいいので、興味を持ちたくさんの本を読んでください、twitterなどのSNSで興味ありそうな情報に触れてもいいです。オンラインサロンというコミュニティーで情報を得ることもできます。
情報というのは強い武器になります。車の知識があるから、車が治せるようなイメージ。
知らなければ仕事は出来ないし、お金も稼げません。資格も取れないですよね?!
結論、学生がアクションを起こしやすい理由
ここまで読んでいただいたということは、若干でも共感していただけたかと思います。笑
僕も車好きだし、君も車が好きなんだと想っています。
好きなことを仕事にすることで、望んだ生活ができない人がたくさんいます。それは事実で、どうすることもできない大きな問題です。
それを解決できるのは、君がどんな行動をし、経験があり、何ができるのか?ということ。つまり君次第で変えることができるということ。
僕が学生だった頃は、暇な時間何しよう、と考えることが多かった。
でも、そうしていた結果、今自分が仕事を変えて苦労して様々なものを吸収しています。
学生には時間があります。社会人になってくると、残業や無駄な雑務、もしかしたら子育てと、時間を作ることに時間を使わなければならなくなります。
そうすることで、現状に満足し、諦めてしまうんですね。時間がないと言い訳もします。
バイトも恋も勉強も頑張りながら、将来の自分への投資と想い本を読んだり、価値ある経験に時間やお金を使ってもらいたいんです。
厳しいですよね。遊びたいと思います。女の子と遊びたいし。欲しいものも買いたい。
でも僕は整備士を辞めて新しい世界に足を踏み入れて、あの時、、、と思うことが何度もあります。
だからこれを読んでいる、整備士になろうとしている君には伝えたい。
””とにかく行動しろ””動き回れ””興味あることに熱狂しろ””と
応援してます。
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