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『読みたくなる』漫画のようなビジネス書が共通して売れているわけ

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モバイルフォンが当たり前になり、本を読まなくなり、本が売れない時代になった。

 

世間によくよく目を向けてみると本だけではない、まずメディアの4媒体である新聞、雑誌、ラジオ、テレビも時代とともに完全に衰退しているんだよね。

 

この記事を読んでいる20代が触れている媒体はいくつあるのかな?

 

おそらく、1つ、もしかしたらないかもしれないね。

 

それはなぜか?スマホによって全て完結してしまうことを知っているからである。

 

本や雑誌は電子書籍に変わり、新聞はスマートニュースで間に合うし、ラジオやテレビはYouTubeiTunesなどに変わった。

 

しかし、完全に無くなったわけではない。売れている本、視聴率の高い番組はまだまだたくさんある。

 

その中でも出版業界である、売れている本についてこの記事ではお話していきます。

 

この記事で書いていることはコチラ

 

出版業界で1万冊売れればヒットと言われるなか、10万部のベストセラーを連発している箕輪編集室の箕輪厚介さんは知っている人も多いだろう。

 

なぜ彼の手がける編集した本は売れるのか?

 

彼だけではない、しかし売れている本には必ず共通点がある。そのお話をしていきます。

 

メディアの多角化で変化した出版業界

 

冒頭にお話したけど、普段僕らが触れている情報は時代の変化と共に多様化したんだ。

 

これまでの時代であれば、僕らは選べなかった。正しくは選べる選択肢が限られていた。

 

新聞、雑誌、漫画、テレビのようにどこかの企業が企画製作し、プロによって作り上げられた中から、気になる好みの媒体をチョイスする選択肢しか与えられていなかった。

 

日本のテレビは1〜12chまでしかない。つまりその中からしか選べなかった。

 

しかし衛星放送やBSチャンネルなどの公共放送以外のチャンネルが増えたおかげで選択肢も増えた。

 

しかし、まだまだプロが作り上げた完璧な物ばかり、中には嘘に塗り固められた番組もある、わかりやすいのは芸人の食レポだね。

 

不味い物を美味しいと言わなければならない。嘘をつく芸人。

 

でも時代は変わり、僕ら一般人がその嘘が見抜けるようになった。食べログやRettyに加えSNSによってリアルタイムに流れるテレビで嘘をついている芸人が揶揄される。

 

つまり、嘘をつけなくなったんだよね。嘘をついてもバレてしまうから。

 

時代が変わり、嘘で創り上げられた完璧な物より、リアルな情報に価値を求めるようになった。

 

芸人が不味い物を不味いと言えないのは不味いと言ったら、飯が食えなくなり生活が成り立たなくなったしまうから。本当のことを言うと仕事がなくなってしまうから。

 

SNSの普及は僕らの生活をまるっきり新しいものにした。そして求める情報も完璧な作品ではなく、個人が作った完璧ではない余白のある作品に価値を感じるようになった。

 

当たり前だが、個人はそれで飯を食っているわけではないので、不味いものは不味いと言うし、つまらないエンタメはつまらないという。

 

ということは、なんとなく出版された本が強い影響力のあるマスメディアや有名人が拡散しても、売れなくなってしまったわけだ。

 

小さな影響力を持った個人がSNSで一斉に発信したつまらない本は、強い影響力を持ったマスメディアや有名人が発信した情報よりも大きな力になる。

 

大切なことは個人の1人に刺さる本が売れているということなんだよね。

 

メディア向けに作りたい本を作っても売れない。書きたいことを書いてもダメ

 

読者が読みたいと思う本を書かなければ生き残ることができなくなってしまったわけだ。

 

売れる本は読んでから買われる

 

著者が書きたいことをかけない本なんて出版する価値があるのか?と思うかもしれない、でもねひとりよがりの恋愛ではないから相手(読者)の求めていることに答えなければならないよね。

 

 つまり、売れている本は時代の変化に対応している本というわけだ。

 

例えば、僕らは本を読んで何を学びたい?吸収したい?何を解決したい?

 

それはお世辞にもシンプルな悩みとは言えないと思う。みんな大なり小なり悩みを抱えているんだ。

 

でも時代が変わり、常識が変わっていく中で、共通した悩みが生まれる。ほらお金とかね。

 

例えば、新しく生まれた常識について疑問を抱く人がいたり、新しいシェアリングエコノミーがなぜ現代に普及したのか?みたいな感じ。

 

参考書では買わないけど、〇〇さんがその界隈で活躍しているから〇〇さんの書いた著書を読みたいと思い、SNSで情報を調べてから購入する。

 

知らないものにお金を出さない人が多いように、何が書かれた本なのかわからない本は売れなくなった。

 

そこで、ネットで全文公開を行った1人の男がいる。そうキンコンの西野だ。

 

彼が初めて全文公開をやった時、批判が殺到したらしい。出版業界ではありえないよね。全文公開したら本が売れなくなるじゃないか!とたくさんお叱りをうけた。

 

しかし、結果はどうだろう。全文公開したビジネス書は20万部を突破した。

 

つまり、これまでの常識は常識では無くなった瞬間になった。それからというものの全文ではなくとも一部を公開する著者が続出しているよね。

 

ちなみに、一部をネットに公開している著者の多くも数万部〜ベストセラーを記録したものまでたくさんある。

 

今は、ネットで本を読んで、アマゾンで購入するのが世の常かもしれないね。

 

売れている本の3つの共通点

 

ここまでお話ししてきてなんとなくわかってくれたかな?

 

つまり今の時代に売れている本には3つの共通点があると言うことになるね。

  1. 現代の”わからない”が書かれている
  2. SNSで本の内容がレビューされている
  3. 本文が公開されている

これらは売れている(ベストセラー)などの著書には必ず共通していることなんだけど、もちろん中身の薄い本であれば、ここまでのヒットは生まれていないと思う。

 

実はもう1つ大事なことが、売れている本の多くは漫画のようなビジネス書ということ。

 

これは全てに共通していることではないのだけど、つまりは現実世界とのリアルな描写が読み進めていく中で、バックグラウンドにマッチできる点が多いことがある。

 

失敗談とかまさにそうだよね。著者のバックグラウンドが描かれた現代をトップランナーとして走っている物語には多くの人が巻き込まれる。

 

綺麗ことで塗り固められた本よりも、 ストーリー性のあるリアルな本が漫画のように引き込まれていく。

 

まとめ

 

読み進めたくなる本は、知りたいことが書いていなくても、リアルでストーリ性のある失敗や表には出てこない著者のバックグランドが書かれている。

 

例え、100%読者の求めていた情報でなくとも、情報にに熱狂させることができれば、またたく間にSNSでシェア、拡散される。

 

漫画のように読んでいて面白い、わからない謎解きがどんどん解けていくようなイメージなのかな?

 

そして、それが病みつきになると”次回作”を期待する。

 

最近では著者の名前で本を買うことに加え、編集者の名前で本を買う人が増えているそうだ。

 

僕もその1人だし、編集者箕輪厚介さんの手がけた著書は読むようにしている。

 

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