『転職』整備士を辞めた無職10ヶ月が異業種に内定を貰った話
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第二新卒なら、まだ大丈夫。何とかなる。
初めはそんな気持から、前職の整備士を安易な気持ちで辞めてしまった。
たった1年と4ヶ月という激短勤務だ。
離職後からスタートした転職活動。働く場所を変えたくて、職場を都内だけに絞っていた。
しかし、現実は甘くない。
転職活動をスタートしたものの、僕は整備士以外のスキルは何1つ持っていない。そんな状況での転職活動がうまくいくはずがない。
というか転職市場から、そのような評価、目線を受けている事実を”これでもか”というほど痛感した。
まず書類審査が通らず、面接にすら進むことができない状況が続いて続いた。
しかし、僕は諦めない。
『大卒にはないものを俺は持っている』と、心の奥底にはずっとこの気持ちだけがうずいていたからだ。
大卒なんかに負けてたまるか!という気持ちだけは強く、
当時まだ世間を知らない僕は、とりあえず面接だけでもやってくれ!という気持ちだった。
それでもなんじゃかんじゃ、10ヶ月の無職を経て異業種に内定をもらうことができた。
この記事は、整備士を辞めた第二新卒が10ヶ月間の無職を経て、異業種に内定をもらうことができた経緯と実際にやったことをお話していきます。
つまり、元整備士が異業種に内定をもらうまでに何をやってきたのか?これから転職を考えている整備士に向けて以下の悩みや疑問にお答えしています。
整備士が異業種に転職するために必要な努力
整備士が転職するベストなタイミング
整備士の価値って一体どのくらい?
(おまけ)整備士だった僕が異業種を目指すことになったきっかけ
この記事でお話していることはコチラ
整備士が畑違いの異業種に内定をもらうことは可能?
まず、近日のニュースで『終身雇用は終わり』というネタがメディアを賑わせていたので目に止めてもらいたい。
「終身雇用」終了後の予想(1)
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2019年5月14日
⇒解雇しやすい法制になる
⇒価値創出できない人員はバンバンクビに
⇒人員調整手段としての転勤、配転、雇い止め、追い出し部屋などは終息へ
⇒若くても実力あれば高報酬に
⇒「滅私奉公」的労働の終了
⇒「低待遇の無期雇用」と「好待遇の有期雇用」の二極化(続く) pic.twitter.com/64qAuBkJyn
つまり、これからの時代はどこでも通用するスキルが必要なのではないだろうか?
僕はこの会見の本質を『個人で稼いでください』と解釈した。
当たり前のように、ただ仕事をこなし何も考えずに、ただ目の前の雑務をやるだけの人間になってはいないだろうか?
自分を俯瞰してみることが大切なので、意識すると業務の改善に繋がると思う。
さて、導入でお伝えした通り、僕は1年と4ヶ月で整備士(詳しくは板金整備士)を辞めた。
詳しくはコチラで
離職後に始めた転職活動も思うように進まず、2ヶ月後には辞めてしまった。
この時『自分がどうなりたいのか?』言語化できないまま離職することはリスクであることを学んだ。
しかし、『やりたいこと』『なりたいもの』が言語化できるようになった結果、もう一度転職活動を始め、今回の内定までもらうことができたのだ。
そこで離職後の無職10ヶ月間にやっていたことは大きく2つ。
- 新規事業の計画
- 当ブログ更新
上記の2つを大きな軸として10ヶ月間の無職の期間を過ごしていました。
そして、僕が内定を頂いた企業を含む複数の企業が採用の基準として評価してくれたのが、このブログだったわけです。
ブログから、書類審査が通過し面接につながり、内定までいただけることがありえるだろうか?
初めは僕自身も信じられなかった。
複数の企業の面接を受けてきて、ある面接では面接官の2人が目の前でこのブログを見ながら、深掘って質問してくることもあった。
例えば
- 『この記事はなぜ書こうと思ったのか?』
- 『いつもどうやって記事を書いているのか?』
- 『コンテンツはどこから選んでくるのか?』
などをさらに深掘り、論理的に話さなければならない。
ちなみに、これまで面接まで進んだ企業では、ありがたいことにほとんどの企業がブログを拝見してくれていた。
つまり、ブログが中心で、僕に会ってくれるきっかけとなっていた。
ズブの素人が始めたブログでもキッチリと結果を出し、数字を実績として語ることができれば、評価の対象になることができる。
独学で学び、仮説を立て、実行し、データを見て、改善をすること。
それを企業の中でやるのか?個人のブログの中でやっているのか?これが大きな違いです。
ここで僕がどのような職種を受けていたのか?
勘が良いあなたはもうわかっていると思うので、いってしまうとWebマーケティングという畑ちがいの職種だ。
マーケティングを簡単に説明すると、ある商品やサービスの売り上げを伸ばすために何をするべきか?考え実行し、改善する人だ。
僕が、ブログでやっていたことはABテストから、アナリティクスのデータ解析を経てPDCA、SEOの外部、内部対策、サイトデザインなど。
Webマーケには必須スキルばかり、実務経験がなければほとんどの場合、相手にされることがない職種でもある。
つまり、未経験で採用されることが少ない職種なんですね。
しかし第二新卒であれば実務経験がなくても、自分のやってきたことを、実績として語ることができれば、ポテンシャルで内定をもらうことができる。
ピンチはチャンス、第二新卒だから転職するべき
ポテンシャル採用が通用するのは基本的に第二新卒まで。
何かを独学で勉強している場合も、実績を出しているのであれば、評価されることがあるので諦める必要はない。
プログラミングでも、デザイナーでもなんでも構わない。
形として残る実績をポートフォリオとして面接でアピールすれば良い。
そこで今回の転職で実感したのは、未経験の異業種でも第二新卒なら可能性がある!ということ。
よく聞く『同じ仕事を3年は続けなさい』という言葉、僕はこの考えに真っ向から反対する。
なぜなら、これからの時代に求められる力は、同じことを長く続ける忍耐力ではなく、どこでも活躍できる応用力だからだ。
終身雇用が終わりを告げている現代で、この考えのまま働くのは危険だ。
つまり、応用の効かない仕事を3年続けるのではなく、ある程度のスキルセットが身につく価値の高い場所に身を置くことが大切になってくる。
転職する理由は様々あると思うが、給与を上げたい、自分の市場価値を高めたいのであれば自分の身を置く場所は最も重要です。
高校野球で大阪桐蔭が甲子園に毎年出場しているのも、練習メニューやコーチ、監督などが優秀で、成長環境が整っているからです。
若ければ若いほど、成長の伸びしろは大きく、成長環境に身を置くことで、早いうちから卓越したスキルを身につけることが可能になる。
つまり、第二新卒であれば、今後の伸びしろが大きいので、市場からも期待がありポテンシャル採用がされているわけです。
今後のキャリアを考えるのであれば、第二新卒のうちが異業種に転職しやすいです。
整備士の価値には限界がある
このまま整備士を続けても…
このように将来を”不安に感じたことはないだろうか?
給与の不安、生活の不安、家族の不安など、このままでは良くないという瞬間が一度はあったかと思う。
でなければ、恐らくこの記事にもたどり着いていないはずです。笑
転職市場から俯瞰して見た、整備士の価値には限界がある。
と言うのも、先にお話したように、整備士は他に応用できるスキルが身につきません。
例えるなら、営業職を5年続けた人と整備士を5年続けた人、
転職市場から俯瞰して見た場合、営業職の方が価値が高くなるからだ。
なぜなら、他の営業職に転職することも可能であり、顧客との折衝やコミュニケーション能力に長けている人が多いからです。
これを整備士に例えると、どうなのか?
技術力は高くなり、整備士として優秀になることができるかもしれませんが、応用力がなく、キャリアとしての価値は上がりません。
つまり、限界があるということ。
同じ5年間を過ごすのであれば、応用力を身につけ、価値の高い人材を目指したいと思います。
しかし、整備士をやっているということは、整備の専門学校を卒業して、そのまま整備士になられている方がほとんど。
好きな仕事はず。少なからず僕は整備の仕事が好きでした。
ではなぜ、僕が好きな整備士の仕事を辞めてまで、異業種に転職したのか?
なぜ異業種に転職を考えたのか?
1つは離職理由である、『稼ぎたかった』という点、もう1つは整備士では『キャリアが上がらない』という点。
そこで、興味のあったWeb業界、IT業界を選んだ。
未経験からこの業界に足を踏み入れるにはハードルが高い、転職活動を行って肌で感じた。
興味があるだけでは、内定までもらうことができるわけもなく、ブログで実績を出し、転職活動での武器にした。
つまり、異業種に転職する場合、何らかの武器を持っていなければ難しい。
その武器は、年齢が増すにつれ、強く強力なものでなければならず、第二新卒の場合はポテンシャルが影響しやすく、武器が弱くてもなんとかなる。
個人的に、全く違う業界、職種に転職する場合、第二新卒という強みと、何らかの武器を持っていれば可能性は十分あると感じた。
まとめ
最後に、Web、IT業界は成長スピードが早く、圧倒的成長環境が整っている。
自分の身をどこに置くのか?自分がどうなりたいのか?言語化することが大切なことです。
整備士のあなたが、希望通りの仕事に就けることを応援しています。
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