『整備士』存在価値を高めるには?フリーの整備士、知識集約型へ
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前職では自動車整備士としてトヨタのお店の人として働いていました。
自動車整備士、航空整備士、機械整備士と思い当たるのはどれも男性ばかりで重労働なイメージを持っていると思います。
実際に僕が働いてみて感じたのは、先輩後輩の中でも様々な不満や悩みを抱えたまま働いているという人が非常に多いこと、、、
この記事では『自由』『お金』『幸せ』この3つのワードにスポットを当てて話をしています。
この記事でお話していることはコチラ
断言しておくことは、フリーランス(フリーの整備士)になったからと言って『幸せ』や『お金』が得られるようになることではない。ということ。
ただ、整備士の市場価値がもっと高くてもいいのではないか?という問題を解決し
技術ある整備士の価値を最大限生かせる手段として『フリーランス』で働くという考え方があるのではないかという事です。
例えるなら、ドラマ『ドクターX』で女医の大門未知子がフリーランスとして働くことで、市場価値の高さを証明しているのと同じです。
また彼女は自分のスキルを武器にしているおり、集団(会社)に属していません。
そして彼女は自分の価値をフリーランスとして最大化し、高い技術の価値をフリーランスとして提供しているから自由に生きているんですね。
この記事は5分ほどの内容になっています。
給与は頑張りに対する対価ではない
その中でも口を揃えて『給与が低い』という話題が必ずといって聞こえます。
『給与が低い』その基準は何か?と聞くと、『労働力×給与』と考える人が多いです。
実際に僕も同じような事を考えていたし、悩みのうちの1つでもありました。
なぜ給与が増えないのかという抜本的な問題も、この先どのような将来が待っているのかというのも見えていたので、僕は1年4ヶ月で退職を決意した理由の一つです。
しかし、労働集約型産業においては『頑張れば対価として給与がもらえる』という考えは捨てなければなりません。
労働集約型と知識集約型についてはコチラでお話しています。
で、極端な例えですが僕らは利益を生み出さなければお金をもらう資格すらないんですね。
会社員とはそういうもの。そのスタンスから考えると
頑張り=給与ではないという事がわかってもらえると思います。
残業代でお金はあっても使う時がない
整備士の中にはワークライフバランスが望めないという悩みに頭を抱えている人も多いです。(僕は違いましたが、、
僕の古くからの友人も実際にトヨタ系列の整備士として働いていますが、
月平均70時間の残業が慢性化しており、帰宅は早くて21時、遅ければ24時をすぎる日もあると聞いていますw
彼は昔からの付き合いでよく知っていますが、少し個性的な考えを持っている友人の一人で、めちゃくちゃ仕事人なので苦痛じゃないみたいです笑
でもそんな残業してたら遊べないでしょう?『頑張るところ変えてみたら?』と聞いた事があるわけですが、
その時彼は『現状では辞めるつもりはないと』と言っていました。
職人気質なのだと思います。(呑気な僕は指をくわえたまま話を聞いていました
加えて彼が言っていたのは『お金はあるけどそれを使う時がない』という問題です。
休日は疲れ切った体を休めるために1日中寝てたりするから、出かけることも減って外に出るのが面倒になった。というわけですね。
それではお金があっても自由ではないし、幸せは遠くにあるのではないでしょうか?
お金があっても幸せではない
つまり『幸せ』とはお金があっても叶うことではないということです。
もちろんお金がなければ幸せになれないかもしれませんが、お金が全てではない。
僕は社会人になってそう考えるようになりました。
確かにお金によって、選択肢や叶えたい夢が少なくなったり、欲しい物が手に入らない事は幸せではないかもしれません。
しかしお金で買えないものは何か、考えてみてください。
それは、命と時間ですね。
時間はお金よりも重いのです。つまりお金>時間の方が価値は高くなります。
家電から時間を生むことはできるのでこうゆうノウハウも知っておくだけで時間を生む出すことができます。
時給で働くこと
時間とお金についてお話しました。
仕事に置き換えてみるとアルバイトの人の給与体系は、ほとんどが時給。
つまり、あなたの1時間の価値を売ってお金に換金している事になります。
1時間1200円の人もいれば、850円の人もいると思います。
何が違うのか?紐解いてゆけばそこには『あなたの価値』が見えてきます。
価値の大きさ
誰でもできるコンビニでのバイトから高給な水商売のバイトまで、価値という部分では極端ですが全く違いますよね。
年齢や、性別、性格や住んでる地域まで。
コンビニは日本全国どこでもありますし、要は誰でもできる仕事。
しかし、性風俗はどうでしょうか?唐突的な話ですいませんが付き合ってください。
まずお店のある繁華街などの地域付近でなければ、バイトという意味合いでは働きづらいかもしれません。(通勤時間などもかかるので
性別は女性に限り年齢も30代になってくると、BBA扱いされてしまうこともありますね。体力の衰えもあるかもしれません。
性格も、潔癖だったら無理だし、それ相応の行為に抵抗がない人でなければ働く事ができないと思います。
これらは全て価値変換に置き換えることができ、母数が少ないほど価値が高くなるということになります。
誰でも性風俗で働くことができない、だから給与体系などが高く設定されているということになるわけですね。
考え方次第では自分が商品ということになるんです。資本主義経済では商品を持つ者が有利になると言われているのはこのためなんですね。
つまり、大門未知子が高い技術を持っていることは、自分の高い技術を商品に、その技術をフリーランスという働き方で生かしているのです。
価値を高める事で時間とお金の両立ができる
これまでお話ししてきた通り自分の価値を高める事で、時間とお金の両立ができるようになります。
価値を高めるとはどのような事になるのか?
大門未知子に例えるのであれば、技術を安売りしない事ですね。
芸能人で言えば、広告一本100万の広告は断るという勇気です。
整備士も、技術の安売りはしない、つまり技術料の値引きを安易にしてはならないわけなんです。
技術や価値の安売りをしていては、時間もお金も両立するほど満足した生活には程遠いものになります。
安売りとは何か?製品や情報、ブランドに自信を持つことができない為に値段を下げてしまうことなわけで、
ある製品や技術に自信や信頼だったりあれば安売り必要がなくとも売れます。
例えば、IPhone最新モデルは定価14万、しかし世界で一番売れています。決して安くありません。
同等のスペックで安値で使えるスマホは山ほどあるのに、IPhoneが世界一売れている理由は、価値が高いからです。
IPhoneの価値ではなくて、Appleの価値が高いから売れるんです。
つまり、価値を高めることができれば、収入も増え時間を生むことにも直結するのではないかと思います。
整備士の価値
世の常、整備士の給与が低いと言われているのは整備士に価値がないからです。
なぜ価値がないとされているのか?
つまり、母数が多く誰でも出来る仕事だからです。誰でもと言ってもある程度の基準はあります、、
誰でも出来るからこそ差別化し、技術や信頼を持つ事で自身の価値を高めることができるのです。
では、差別化とは何か考えましょう
実業家ホリエモンの『多動力』という本に書いてあるこんな言葉があります。
100万人に1人の逸材になることができれば価値は大きくなる
100万人に1人の整備士になることができればそれだけで差別化できます。
『どうやって100万人に1人の存在になれるんだよ』と思った君、
それは次のこと。
『多動力』ではこのような言葉で100万人に1人の逸材になれると紹介されています。
1万時間の仕事を3つ掛け合わせれば100万人に1人になれる
1万時間というのは、1日8時間労働したとして、おおよそ3年かかりその道では大体のことができるようになると思います。
3年経ったらまた違う事を3年やり違う肩書きを持つことができます。
たくさんの肩書きを持つことが、自身の価値を高めることにつながり結果として100万人に1人の逸材と呼ばれるようになると思います。
100万人に1人になる
つまり整備士に例えるとこうなります。
整備士3年×マネジメント3年×営業3年
これだけ全てのことができれば、一人で会社の舵を大きく動かす要の存在になることができるのではないでしょうか?
整備士を9年やっていても営業スキルは身につきません。
そうすると何が起こるのか?
様々なことを掛け合わせて仕事ができるようになります。
サッカー選手の本田圭佑をご存知の方も多いと思いますが、彼はプロサッカー選手でもあり、実業家でもあり、監督でもあります。これだけでも3つの肩書きでてきました。
彼は普通のプロサッカー選手とは違うことから、メディアでは様々取り上げられています。
それが100万人に1人のサッカー選手本田圭佑の価値なのです。
大企業ではそれぞれの担当部署で区切られていますが、3つの肩書きを持てばマルチに活躍することができます。
つまり、どこの企業も喉から手が出るほど欲しがる存在になります。マルチタスクの人材は中々いません。
商品の車を触ったことがない営業マンが販売を行うより、整備士経験がある営業マンが売っていれば説得力が違ってきますよね。笑
フリーの整備士になるには
フリーの整備士、つまりフリーランス。
どこの会社にも属さず、必要な時に必要な技術や知識を提供する。
現代の自動車は9割が電子制御で、全ての装置がコンピューティングされており、ひと昔前のように簡単には直すことができないようになっています。
しかし、設計者や開発のエンジニアが整備士としてフリーランスをしていればどこに居ても働くことができるようになります。
整備士業界は年々新たに整備士を目指す人が減少してます。
しかし現場で働く人は変わらないのに自動車の技術ばかりが進歩しており、技術に対するスキルが圧倒的に不足しているんです。
そこで現代の自動車対応できるスキルを持ち合わせた若手整備士になることができれば、存在価値のある整備士になることができるようになるのではないでしょうか。
まとめ
整備士は好きだから続けたい。その気持ちは十分に理解できます、楽しいですよね。
でもそれなら、上記で述べたこと実践し行動に移す努力をするべきです。
今の会社で叶うことが無理と考えるのだとしたら、転職することも1つの策となり、解決に向かうと思います。
転職は問題を解決するための手段に過ぎません、目的は君が持つ目標を叶えることにあります。
転職してからが、自分の価値を高めるスタートラインに立ったときになるのです。
整備士の多くは専門卒かと思います。そんな僕が転職する際に利用したエージェントサービスをコチラでお話います。