『書評』ほんやのポンチョは新しい絵本のカタチだった
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芸人で絵本作家である、ハンサムこと西野亮廣さんが昨年末に発売した絵本を購入しました。
タイトルは『ほんやのポンチョ』、なんだかタイトルだけでは可愛らしさ満載です笑
彼が出版してきた絵本はこれまでの絵本とは違いました、そのため、絵本は子供が読めるべきものではないの?子供に読み聞かせる絵本を出して!といった要望が多く、自身の考えからこの本は出版されました。
この記事では大の大人である僕が感じたままに、全国のママに向けて書いています笑
※本を購入した経緯は姪っ子に読み聞かせる為です!
この記事で書いていることはコチラ
絵本の対象年齢が全年齢に
絵本には対象年齢が無くてもいいと思いませんか?
絵本を楽しむ大人がいたっていいじゃないの。子供ウケする絵本ばかりではつまらない、エンタメとは多くの人を楽しませ笑いや感動を与えるものだ。
これまでの出版されてきた絵本には対象年齢がありました。もちろん大の大人が電車の中で絵本をよんでいると白い目で見られたかもしれません笑
それを一新するような絵本を彼は作りたかった。絵本はエンタメであるべきだ。その気持ちが今の絵本業界を震撼させています。
ディズニーは子供だけではなく、大人まで多くの人が楽しむエンターテイメントです。
ディズニーの企業理念は『ファミリーエンターテイメント』です。そう家族みんなが楽しむものということ。
キンコン西野はちょっと変わった人なので、ディズニーランドを倒すらしいので応援してます。
今、え?!って思ったでしょ?マジらしいです。
彼のブログでも見てやってください。笑 西野亮廣ブログ Powered by Ameba
話が逸れたので戻します。
つまり、ディズニー以上のエンタメを作るのが彼の夢であり目標なんだって、だから絵本にある対象年齢という壁をぶち壊し、大人でも子供でも年齢関係なく、楽しめるエンタメを創っているみたいです。
今はえんとつ町のプペルを実際のリアル美術館として兵庫県の方で創っている計画もあるようです。
ほんやのポンチョの絵に注目
絵本なので、絵に注目するのは当然かもしれませんが、子供が気づかないようなこまかい細工がいたるところに施されています。
また通常の絵本作家ではあり得なかったようなことが、絵本の分業制により可能になったりしています。
例えば、面白いのは10ページ目のポンチョの本屋さんに描かれている、看板や提灯に入れられている文字は、オンラインサロンのメンバーがその権利を購入し、広告の役目をしているということがあります。
つまり、絵の一部に入れるべき文字が誰かの思考や考え、によって創られています。
他にも、こだわりの部分がいくつもありますので読んでみてください笑
絵本を1人で創っていたのが当たり前だった常識を覆し、分業制にすることにより、絵本に誰かの考えや、意見、価値観などを入れることができるようになったのが、業界の大きな革命になったともいわれています。
絵は1人で書くものではない、空を書くのが得意な人もいれば、人を書くのが得意な人もいる、影を書く人が得意な人もいれば、山を書くのが得意な人もいる。
得意な人が得意なことだけを寄せ集めた絵本であり、より奥深い『絵』であることは間違いないと思います。
新しい教育も考えられた
今回の『ほんやのポンチョ』では、子供の教育が考えられ、ひらがなと英語で読めるようになっていますね。
今までの作品である、『えんとつ町のプペル』は子供向けというよりは、大人向けな感じで、物語も長く、読み聞かせをするには30分以上もかかるという意見も、たくさんのママから寄せられたみたいで、堪えた西野です。
そのため、本作では子供が読めるひらがなとこれからの時代を考え、英語でも読めるようにしたようです。
また、えんとつ町のプペルでは作品の内容が子供には少し難しいのかなとも感じました。
想像力が必要になってくることで飽きてしまう子供もたくさんいると感じました。『えんとつ町のプペル』は無料公開されていますので、コチラからどうぞ
それに変わって、ポンチョは大きなピンクの身体と、独特の寛大さから憎めないキャラクターだと感じることができると思います。
まとめ
絵本は、これまで何十年も創られ続けていますが、何十万部の売れるほどの大ヒットは数少ないです。
つまり、新しい本は読まれないんですよね。
その為、何年も同じ絵本が読まれ、新しい絵本が販売されても大ヒットしている絵本はほとんどありません。
詳しくはコチラで書いています。
絵本は子供だけではなく、大人も読むべきだ。という西野さんの考えはよくわかります。
しかし、SNSやNetflixなどの動画配信サービスが世の中を環境を大きく取り巻く中で、絵本はエンタメとして機能することは非常に難しいと思います。
そのために、絵本の無料公開や、書籍の全文公開など、ありとあらゆる施策をしているのだと思います。
絵本はお土産、絵本はエンタメ、絵本を本当として販売するのではなく、1つ軸をずらすことで販売部数の増大やオンラインサロンメンバーの拡大に大きく繋がっていると思います。
彼の出版する作品はどれも読みやすさを感じるのは僕だけではないと思います。どの作品も一対一で本と会話しているような気分にさせてくれます。
また芸人をやっていた影響もあってか、文字で人を惹きつける魅力は群を抜いていることは本当に上手いと思います。
ほんやのポンチョには続編もあるので前編として読んでみてください。
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