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『書評』現代社会はお金持ちより、信用持ちが生き残る意味

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これまでお金を稼いでいた人は間も無く、AIに仕事を取って変わられるかもしれない。

 

そんな時代に突入しつつある、いやもうすでに始まっているのかもしれない。

 

2017年はそんなことが言われ、話題になったのを今でも覚えている。

 

お金を稼ぐことは大切なこと、生きるためにお金は必要だ。でもお金のために働いたり、生きてはならないと僕は思う。

 

この記事ではキングコング西野亮廣のビジネス書であり第二作『革命のファンファーレ』についてレビューと内容をちょびっとだけお話しています。

 

この記事で書かれていることはコチラ

 

革命のファンファーレは鳴った

 

今、ファンファーレが鳴っている。目覚まし時計でもない、17時のチャイムでもない。革命のファンファーレが世界中で毎日鳴り響く。

 

我々が暮らす日本でも数年前から革命のファンファーレが鳴り始めた。

 

スマートフォンの誕生だ。

 

スマートフォンは世界を変えた、これまでの生活を変え、新しい常識を作り、一億総クリエイター社会を作り出した。

 

もちろんそれだけじゃない、ネットショッピングが当たり前になり、スマホを肌身離さず持ち歩くようになり、インフラの一部にもなった。

 

本書のタイトルにもある通り、現代のお金と広告の話を軸として進めていくが、スマホの誕生によってこれまでの常識はすでに常識じゃないことを知っていただきたい。

 

では、これまでの常識とはなんだろうか?!

 

インターネット、スマートフォンの誕生によって消えてゆくものだと僕は思っている。

 

つまり、情報格差であり、時間の制限がなくなった。

 

いつでも最新のニュースに触れることができるし、どこかで地震が起きればSNSで情報が拡散される。テレビの緊急テロップより早い。海外の経済に目を向けることも容易になった。これは全てインターネットが僕らの生活の一部になっていることを意味する。

 

つまり、世界中の人が同じ情報に触れ、同じ土俵に立つことができるようになったわけだ。

 

もう1つは時間の制限。ネットショップで買い物をする時間は夜中の12時でも朝の6時でも注文すれば早くて翌日には配達されるね。いつでも良くなった。

 

お店が開店する10時から21時までに買い物に行く必要がなくなった。

 

Amazonフレッシュでは生鮮食品が当日に届くなんてこともある。

 

何が言いたいかって?!スマホが誕生したことは世界を大きく変え、これまでの常識が変わっていることを意味するんだ。

 

それに気づかず、受け入れず、ひと昔前の常識にとらわれてしまってはいけないよ。

 

会社では、上司の傲慢な態度をよく目にする”俺もこうだった、だからお前もこうしろ”と、だが現代でそれをやってはダメだ。

 

時代は止まらない。前に進むしかない。いつまでも古いことをやっていると取り残されてしまうよ。

 

信用とお金の関係

 

もちろん時代が変われば、お金も姿を変える。

 

お金が貝殻だった時代から、硬貨になり、紙幣になり、クレジットカードになった。

 

最近では電子マネーともいわれ、スマートフォンで決済できるようにもなったね。

 

僕らは、働いた対価としてお金という形をもっらっている。でもどうだろう、僕らが目にするのは銀行口座に振り込まれる数字だけだ。

 

今時、現金で給与をもらっている会社があるのだとすれば、教えてあげた方が良いかもしれない。

 

僕らは働いた対価として、お金ではなく銀行口座に振り込まれる数字を見て満足する。

 

あの数字が、現代では信用になるわけだ。

 

義務教育を終えた僕らは、就職するか一部は大学まで進み卒業する。しかしその過程で『お金』の本質を学ぶ人はほとんどいない。

 

革命のファンファーレでは『お金の本質』について、学校では教えてくれない現代のお金についてもう少し深く話している。


現代の広告とSNSの相性

 

本書では『クラウドファンティング』について言及している。

 

クラウドファンティングは聞いたことがあるけど、意味まではよくわからないという人は一度読んでみると、”なるほど”と思っていただける。

 

例えば、物を買う場所が実店舗型のお店からネット上のオンラインショピングになったことによって広告も変わった。

 

新聞の折り込みチラシを入れるよりも、インターネットに広告費をかけることが重要になった。

 

つまり、マーケティング手法もリアルからオンライン重視になったというわけだ。でもリアルがなくなったわけじゃない。

 

オンライン上で商品が売れたり、その情報に行き着くことができたことによって、商品に欠陥や不備が多ければ信用を失い、その商品は売れなくなりお店の評判は地に落ちてしまう。

 

ということは正直に良い商品を作り販売しているお店は評価され、これまでなんとなく表面上で商売をしていたお店は太刀打ちできなくなる。

 

正直者が損していた時代は終わりだ。

 

つまり、インターネットで商品を購入できるようになったことで、レビューを見て商品を選べるようになったわけだ。

 

それだけじゃない、本当にいい物を使っていればインスタグラムなどで紹介され、それを見た人がまた購入する。というループが生まれる。

 

つまり口コミだ。SNSが口コミとなり、新しい潜在顧客にリーチできるようになった。

 

もっと突き詰めれば、口コミを生むような商品設計をしたり、手にした人がインスタグラムにアップしたくなるような商品を作ればいいわけだ。

 

スマホが当たり前の日常に溶け込み、インスタグラムなどのアプリを使う人が増えた影響で口コミというもの影響が大きくなった。

 

全く知らない人にオススメされる化粧品より、友人や女優が使っている化粧品を使ってみたくなるような感じ。

 

あれがまさに広告であり、口コミだよね。

 

お金ではなく、信用を稼ぐ意味

 

ここまでお話してきて、最後にまとめとして、お金ではなく信用を稼げという本質をお話するね。

 

これから先、僕らは現金を使う機会はどんどん減ってゆく。それは先にお話した通り、クレジットカードや電子マネーが当たり前になってくるからなんだ。

 

でもそうなると、僕らは銀行口座の数字しか見なくなる。じゃあ数字とはなんだろうか?と考えた時に、クレジットカードがわかりやすい。

 

あなたが今月100万円まで利用できますよ。という限度額はあなたの信用度合いによって決まっている。

 

つまり、支払い能力のことだ。この人なら100万円使っても来月には返ってくるなというやつだね。

 

ということは信用がなければ成立しない。100万円使っても返済能力がない人には100万円の限度額が付与されないような感じだね。

 

お金がなくても見えない信用が担保(クレジットカードには)されているから、目の前にお金がなくても使えるということになる。じゃあ、お金で信用が買えるのか?というとそうじゃない。

 

お金を出しても信用は買うことができない。

でも信用があればお金を使うことができる。

 

信用はお金に変換できるけど、お金は信用に変換できない。

 

これまではお金を稼ぐだけで良かった時代だった。なぜならインターネットが普及せずに今よりも閉鎖的な世界だったからだ。

 

でも今は時代が違う。インターネットが当たり前になりグローバル社会になった。

 

1500円のビジネス書より5000円のあの人が読んだビジネス書が売れる時代だ。

 

知らない人がオススメする商品よりフォロワーが使っている物と同じ物を欲しがる時代

 

全て信用から成り立っているよね。偶然でもなく必然だ。

 

続きは革命のファンファーレでお読みいただきたい。

 

 

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